マトリックス / ウォシャウスキー兄弟

1999

ジョン・ウィックを拝見してしばらく経ってから、キアヌ・リーヴスの若い頃の映画が見たくなり、マトリックスを、20年ぶりくらいに再見しました。前回、観た時はまだ中学生だったので、まだ瞳がキラキラしていた当時と違い瞳も心もほとんど死んだ現在、楽しめるか不安でしたが、杞憂でした。映像の作り込みと、脚本の意外な安直さのギャップが面白かったです。以下、ネタバレになります。逆・眠れる森の美女みたいな展開で、最後にキスで起こされるキアヌ・リーヴスですが、たくさん作り込んでおいて、最後だけ、妙にロマンチックで古風なのがイイですね。後に性転換された監督の、女性らしさがよく出ていると思います。他にも、ビルの上で窓の外を伝って逃げようとして、諦めて戻って捕まってしまうシーンなんか、すごく良いですね。あと、エージェントの耳元の片側に、クルクルついている電話線が、なんか付けたくて付けた感じで、可愛かったです。

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