二コラ・テスラもびっくりな停電装置

2001

今日も疲れているので、観たことがある映画を拝見しました。2001年のOcean’s Eleven(オーシャンズ11)という作品です。
冒頭、ポーカーの場面があるのですが、あまりにもコールで回す人が多すぎて、面白かったです。隣のプレイヤーに助言しているし。
ラスベガスに行ったことが無い小生でも違和感のあるシーンでした。
小生が気に入ったセリフは、警備員が二人いて、1人はlonelyだというところです。
lonelyのほうが、簡易的な美人局みたいのに引っかかるのですが、この歳になると、騙す側のオーシャンの仲間たちにではなく、騙される可哀想な警備員に共感してしまいます(笑)人生がうまくいかないのに、職場のカードキーまで盗まれる。小生のおぞましい人生が重なってしまい、涙なしでは観られません(^^;)
映画は、スティーブン・ソダーバーグ監督らしいポップでイヤミのない、軽いタッチが魅力的で、なかなか楽しめました。
はったりを利かせて鷹揚に振舞うブラッド・ピットと、やや神経質で不安そうに、それでいてひどく老成したスリの技術を披露しながら振舞うマット・ディモン、どこかで対比させるようなやり取りが、とても面白かったです。
ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットのお二人のスーツ姿を観ていると、眼福ですね。ひどくカッコいい。
オチは完全に失念していたので、初見の人の目つきで楽しめました。小生みたいに頭が悪く、記憶力が良くないと、こういうとき便利ですね。
クライマックスのドビュッシーの月の光が噴水の前で流れるシーンは名場面だと思います。言葉も交わさず一人ずつ去ってゆく呼吸がじつにすばらしい。
ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが「嘘つき」「泥棒」と言い合うだけの短いセリフ回しもなかなか粋でした。
あとは二コラ・テスラもびっくりの謎の核融合装置?(英語音声・英語字幕で観ていたので意味がまったくわかりませんでした)も、車一台分の爆発物の成果としては、なかなか画期的な素晴らしい効果で、笑いました。
またいつかひどく疲れたら再見しようと思います。

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