漫画

2000

刑務所の中 花輪和一 65

刑務所の中という漫画を読みました。面白かった。刑務所に入ると極限状態になるため、食事など、普段はどうでも良いものを、ひどく楽しみにするようになる。娑婆にいるとどうでもいいようなお菓子とかがひどく美味しくなるらしい。小生も甘いものなんて目の前...
2018

その「おこだわり」、俺にもくれよ!! 1~5巻

ものごとに、こだわっている人ばかり取り上げて、描いた漫画を拝読しました。 2018年に最終巻が発売された漫画です。 私の「こだわり」は、あるのかなと振り返ってみると、何もないと思います。 だから何かにこだわることによって、人生に喜びを見出す...
2020

ご飯は私を裏切らない heisokuさん

ミステリアスで何処かジェンダーレスな画風と、幻想的なのに地に足がついているところのギャップ、全編に漂うそこはかとない孤独感が魅力的な作品でした。ずっと一人で思考しがちな性格であるために、時として哲学的で深い方向へ転がってゆく主人公の思想は、...
2018

生ポのポエムさん 吠夢さん

本作は、漫画家として活動されていたがヒット作に恵まれず、出版不況のなか掲載誌の休刊なども重なって困窮されてゆき、更に重度の糖尿病も発覚し、生活保護を受給されるまでの顛末を描く、本編は23ページほどの短い漫画ですが、本作を執筆中に逝去され、ゴ...
2013

村田らむさん ホームレス大博覧会

ホームレスという、なかなかハードな状況になっているのに、まだ悪ぶっていて、「最近のタバコはどれもダメだ。昔のタバコは、もっと強かった」などと自慢している、「三つ子の魂百まで」の元ヤンのおじいさんなど、微笑ましいエピソードが多く、なかなか面白...
1992

水木しげるさん『猫楠』

水木しげるさんが南方熊楠さんに就いて描いた『猫楠』を拝読しました。水木さん一流の生死の境を融通無碍に行き交う世界観が、南方熊楠さんの遠大なpersonalityと響き合っており、面白かったです。猫が一匹ではなくて、化け猫なんかも出てきて、猫...
2013

アル中病棟 失踪日記2 吾妻ひでおさん

吾妻ひでおさんご自身を含むアル中患者たちが、駅から降りてミーティングへ向かう途中、エスカレーターをのぼろうとしている無邪気な女子高生の集団とすれ違う、それだけの一枚の絵がまるで最高の映画のショットのように、しみじみと心に滲みました。 一度や...
2011

うみべのまち 佐々木マキさん

小生が好きな村上春樹さんの初期作品の表紙絵を描かれていたことで知った漫画家ですが、無国籍風の、コマの中に音楽が響くような、哲学的で孤独感に寄り添う絵やストーリーが素晴らしいのは云わずもがなで、それぞれの作品のタイトルも素晴らしく、タイトル...
2011

好きな女性のために日本を一周する(?)

日本をゆっくり走ってみたよ~あの娘のために日本一周~ / 吉本浩二さん
2015

学校へ行けない僕と9人の先生 棚園正一さん

今回、読んだ棚園正一さんの漫画「学校へ行けない僕と9人の先生」は、一人の少年の繊細で傷つきやすい世界観を、自伝的に丁寧に描いた作品で、ほんとうに素晴らしかったです。その人にしか見えない世界や違和感、感情を、丁寧に、真摯に伝える姿勢は、ニコラ...
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