John Wick:Chapter 2

2017

John_Wick:_Chapter_2

今回は「ジョン・ウィック」第二章を再見しました。前作に引き続き、面白い作品ですが、今回はローマへの出張暗殺もあり、なかなか旅情豊かな作品になっています。相変わらず拳銃で撃ち合うだけでは事足りず、要所要所で必ず拳銃を取り落として取っ組み合いになってしまう、いかにも良い意味で頭の悪いハリウッド作法といった調子の紋切り型の乱闘シーンがひどく心地よい作品です。キアヌ・リーヴスの孤独感と、そこはかとなく漂う狂気が、それらのシーンの魅力を際立たせています。終盤の鏡の間のシーンは、オーソン・ウェルズの1947年の名作「上海から来た女」へのオマージュです。(確信)本作のシリーズにおいて、ホテルがアジールのような領域になっており、規則を暴力によって侵す存在が、また暴力によって排斥されることが、何かしら文化人類学的な蓋然性を伴う描写なのかということが、小生は少し気になります。例えば日本では神社仏閣がそのような性質を長年持っていたようだが、特殊領域を堅守する為の暴力は在ったのでしょうか。そうした暴力が在るとすればその暴力は、宗教的には許されても、社会的には許されない(legitimative for the god’s law, but not legitimative for the men’s law)行為ということになります。

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