- つぶあん的評価 65点
私は年1回の名探偵コナンの映画は欠かさず観ているが、テレビシリーズは見ていないので、今回、安室さんの声をはじめてきいた。当初の声優さんの古谷徹さんは、ガンダムの「アムロ・レイ」役をしており、ファンだった原作者の青山剛昌さんが、古谷徹さんのために書き下ろした役柄である。だから、古谷さん以外の声優はあり得ないと思っていたが、スキャンダルにより、残念ながら2024年に降板となった。
新しい声優さん、違和感はないが、やや個性はなく感じられた。帰りの電車で調べてみると、けっこう有名なベテランの声優さんと知った。とすると、個性がないのではなく、もとの古谷さんの声に慣れすぎていたせいであろう。
映画は、近年のコナンにありがちなように、そのようなシーンは嫌いではないから、良いのだが、途中でスパイダーマンのアニメ版を見ているような気分になるシーンが多かった。しかし、ここ数年の前作と較べると往年のコナンのような謎解き、人間ドラマの濃い要素が随所に感じられ、たいへんよろしかった。私にとって名探偵コナンの新作を見ることは、年に一度の祭日を楽しむような感覚で、心置きなく愉しんだ。
不要になったサッカーのチケットを貰うためだけに出演した園子姉さんは、ちょっと可哀想であった。
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