スティング

1973

再見。若いロバート・レッドフォードの古いスーツ姿が眼福。
この時代のシャツ、スーツ、ネクタイの上品さと楽しさに感動した。
シカゴの下町の、薄汚い路上の風景が良い。
ネクタイが、テーブルクロスみたいに広くて、それを見ているだけでちょっと泣きそうになった。
安いカフェ(ダイナー、というのかな?)の、くたびれたやり取り、
朝焼け、真夜中、そういった時間によって
少しずつ違う男女の疲れ方、くたびれ方、
そういうのが、丁寧に描かれている。
脚本の妙よりも寧ろそういう丁寧さに、ハッとさせられた。
回転木馬の場面も良い。
初老の男が、護ろうとしたもの、捨て去ったもの、
その小ささ、懐かしさ、
そういう悲しみをポール・ニューマンが素晴らしい枯淡の味わいで演じている。
素晴らしい作品でした。

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