路傍のいんふるえんさ

ぽえむ
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きらきらの車を降りた若いおとこが

ぎらぎらの夏の路傍で車を降りて

車をばつくにすまほを自分に向けて

につこり太陽のように微笑んでいる

きつと彼はいんふるえんさなのだろう

彼のおおらかな瞳には未来がつまつている

いつぽう私はほてつた額の汗を拭きながら

ぬるくなつたえなどりだいじに握りしめ

明日もなき駅舎へと

疲れた足をひきづてゆくだけで

曇つた瞳の奥を見つめても

かすれた後悔ばかりが溢れている

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