Beverly Hills Cop

Beverly Hills Copを拝見しました。本作の監督は、Martin Brestで、本作の続編を、名匠Tony Scottが監督しています。
本作は、なんとなく観たことある気がするので、たぶん観たことがあると思いますが、若い頃は友達は一人もおらず（今も一人もいません）、多いときは一ヶ月に６０本ほど映画を観ていたので、よく憶えていません。
映画は、特に期待せず観始めたのですが、たいへん面白かったです。Eddie Murphyの人柄の好さとコメディアンとしての才能が際立っていました。
Eddie Murphyの、無地のダボっとしたグレーのシャツや、ジーンズといった地味だけど粋なファッションもとても好かったし、ビバリーヒルズの警官たちが、趣味の好いスーツとネクタイを、泥臭く着こなす感じが、とても好かったです。小生も彼らのようにスーツを着こなしてみたいけれど、たぶん永遠に無理だと思います。彼等みたいに趣味の好いスーツをぴしっと着こなすためには、ベンツを下駄みたいに無造作に乗り回す感じが持てないと、たぶん無理だと思います。そもそも運転免許証を持っていない小生には、無理な相談です（＾＾；）
いかにも1980年代っぽいチープな音楽も、良かったです。建付けが悪いというか、けっこう浮ついた雰囲気が強い音楽なのだけど、こうして改めて聴いてみると、そうしたところに時の淀みが重なって、また違った味わいが出てきていて、とても良いですね。打ち込みのご機嫌なドラムスに、都会の片隅に気張って生きることの曖昧な感情を云い含める歌詞が重なり、とても良い感じでした。