Moneyball

2011

Moneyball“という2011年の映画を観ました。もう見たことがある映画で、2回目の鑑賞です。ブラッド・ピットの、疲れたような、苛立ったような演技がとてもよかったです。エキセントリックなところがあるけれど、どこか抑えたところもある、こういう役柄が最高に似合う俳優さんだと思います。レオナルド・ディカプリオと共演したタランティーノの映画や、ビッグ・ショートという、Subprime lendingで焦げ付きそうなのに、格付けがAの債権に売り建てを仕掛けて、おお儲けする映画なんかも、最高でした。また見たいなー。高学歴の数字に強い男を演じたJonah Hillの性格俳優ぶりも際立っていて魅力的でした。数字をいっさい語らず、感覚的な言葉ばかり並べるチームの古参のブレインたち(老害、というスラングが、気軽に当て嵌まりそうな方々)のあいだで、ぱっと数字を暗算して具体的なデータを短い言葉で示し、まわりに「誰だこいつ」と訝しがられるシーンなんか、とても好きです。『マネー・ボール』の原作も気になっています。私は積読本が1000冊くらいある、酷い汚部屋の住人なので、かなり先になるかもしれないけれど、いつか読めたら良いな。

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