誰もいない田舎のまっすぐなバス通り
ランベーダー畑を遠くに眺めて歩く
風の便りに聞いた君はもう幸せに
暮らしているって僕だけ夢に追われて
埃を被ったギターは
まだ何も語りやしなしないのに
いつかまた何処かで
笑ってまた君と会いたい
二年前の台風で潰れた駅前の
ライヴハウスのとこに新しくカフェができたよ
僕はいつも一人で不味いコーヒー飲みながら
君と過ごした日々を懐かしく思い出している
鉢の造花の裏の
壁紙が少し剥がれて
あの夏誰かが描いた
落書きがシミのように掠れる
風に吹かれ
上着のぼろも目立つ
穴だらけの心に
微かに溢れる昔の
恋歌の甘く懐かしいメロディー
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