前髪を指で分けて君は優しく微笑み
いつも仲良しのあの子の肩にそっと触れる
クラスでいちばん素敵な君と
いちばん駄目な私が仲良くなれるわけもないし
私の心は壊れたラヂオ
甘い恋歌の響きを懐かしむ
君が微笑む刹那に始まる夢
そよ風に静かに霞む甘い憧れ
ハーバー・ライトに柔くカフェ・オ・レの香りは澄み
舟の静かな鐘の音が旅立ちをそっと告げる
君の頬に愁う秘密のルージュ
その謎のひとつひとつを探し季節は足早に過ぎゆく
踊る君のステップを遠くで観ていた
波に濡れる心は星空を駆け巡る
コーヒー・カップの淵にそっと溶かした
甘い予感が闇の奥へ溶けてゆく
私の心は壊れたラヂオ
甘い恋歌の響きを懐かしむ
君が微笑む刹那に始まる夢
そよ風に静かに霞む甘い憧れ
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