天使たちだけは翼を持っている

前髪を指で少し分けて 仲良しのあの子の肩に
そっと触れる君の笑い声を 片隅で聞いている僕の
心は風の楽隊 甘い恋歌の調べを聞く

微笑む君は 忘れっぽい天使
酸漿も霞んだ ルージュ
風より軽やかに 夜より静かに
君が描く明日の空へ羽ばたく

踊り明かす季節は過ぎて とおく街を夢む回転木馬
瞳を瞑ると今も君の 微笑みが心を塞いで
いつまでもはなれられない はなれていても 君の側へ

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