いつも君の側へ

前髪を指で分けて君は優しく微笑み
いつも仲良しのあの子の肩にそっと触れる
クラスでいちばん可愛い君と
いちばん暗い僕が仲良くなれるわけないのに

ねえ神様お願いたった一つだけ
叶えてください僕のお願いを
あの子と僕の他のすべての世界の
時間を止める魔法をかけてください

寂しさを忘れたような口ぶりが少し切ない
誰かを護ろうとして静かに燃える心
紅いみづうみの辺りで話した日々が
まるで昨日のことのように今でも僕の心をあたためている

抱きしめ合う二人はいつも一人でいる
僕は君の側でワルツの調べを聞く
星降る夜に遠くへ行こうと願い
歩き始めた季節は今も続いている

 

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