セロファン貼ったような明るい星空
古びた恋歌を奏でるブルーベリー・バンド
るなぱあくをくるくる駆け回る木馬たちシャボン玉
弾ける旅立ちの季節もとうに過ぎて
併せ鏡の間に咲く花は緑の風に揺れている
尋ねる人のない海沿いのかふえで君をずっと待っている
シュー・クリームの後味も柔らかきカフェ・オ・レ
銀の匙を措くシルクのストローベリー・サイド
開け放しの窓の外を横切る帆船の汽笛の音
瞳の奥に溢れくる空涙
頬に落ちる稲妻すみれの花の音に軋む心遥か遠のいて
懐かしき鐘の音に振り向くたびに君の声が奏でる永遠
夜の果てにいて君の唇が始まりを告げる季節を
茜の空に燃える紅の憧れは君の微笑み
失った夢を数えて何処まで歩いてゆける?
永遠を知らないのにどうして愛を謳う?
小夜ならの声ばかり聞こえるこの町に僕はいて
君と二人で風に吹かれている旅立ちの夢ばかりを待ち侘びて
コメント