Netflixで、イギリスの映画「Choose or Die」を拝見しました。ある日だれかが発見したレトロゲームが、禍々しい力を持っていて人々が翻弄されるというお話です。なかなかBizarreな世界観で楽しめました。ゲームという「モノ」が、人間よりも強い力を持って暴走してしまうというような映画ですが、同じような「モノ」の暴走を扱った映画として、車が暴走する「クリスティーン」という映画や、コンピューターが反乱を起こす「2001年宇宙の旅」、あるいは人間型ロボットが人類を滅亡しかけてしまう「ターミネーター」、あるいはAIによるロボットが、人間と殆ど変わらない見た目で歩き、思考?している近未来を扱った「A.I. Artificial Intelligence」のような映画など、先行する作品がたくさんあります。
それらの映画の中では、ややインディーズっぽいというか、良い意味で細やかな感性の作品として、「クリスティーン」という作品と、本作とは何処か響き合う部分があると思います。小生は「クリスティーン」のファンなのですが、本作も何処か、「クリスティーン」を思わせる、良い意味で小さくまとまった佇まいで好感が持てる一作でした。
ただ、なんだか一休さんの”とんち合戦”みたいな、ちょっと残念な雰囲気になってしまった最後のボス戦?だけは、せっかく途中まで面白かったのに、最後なんか失敗したなという感じがありました。Toby Meakins監督は、映像のファンタジスタですね。(将棋が好きな人にしか意味が伝わらない表現)
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