秘密のるうじゆ

海辺のるなぱあく
波に弾むこおすたあ
木馬は夢のすてふぷを踏み
ぼろを纏う楽隊が奏でる恋歌
星降るしやれいどを
翔けるばるうんのすぺえすしふぷ

寂しいなんて君に会うまでは
思つたことはなかつた
私の心は壊れたらぢお
甘い恋歌の響きを懐かしむ

さびついた
かふえのどあをおしあくと
かふえおれの香り甘くすみ
あけはなしの窓辺かすかに響く
君を乗せた舟の汽笛の音

さめざめと沈む瞳の奥に
君の優しい微笑み
百年の春の紅よりも
もつと遠くの秘密を護るるうじゆ

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