令和5年1月18日12時ころに日銀はYCCの維持を発表しました。YCCというのはYield Curve Controlの略で、長期金利の上限を設定し、それを上回ろうとする場合、日銀が介入してその上限を維持することです。
今回の会合では、YCCの上限の変更、あるいはYCC撤廃などの予測があって、日本株が売られていましたが、YCC維持との決定を受けて、日本株は昼休みのあいだに急騰しました。
それはよいのですが、私は三菱UFJを多く持っていて、日経平均があがっても銀行株だけは爆下げが予想されていました。
これが12時ころのことです。
後場、大損は確定、との思いの中で、私は「不利なときは戦線拡大」という将棋の格言を思い出していました。(アホ)
近いうちに買えたら、このうちのどれかを買いたいなと思っていた株が10銘柄くらいあって、そのうちの2銘柄、住友化学と三菱HCキャピタルに目を付けました。(三菱HCキャピタルはすでに保有中だったため、買い増し)
昼休みのうちに気配を調べたところ、思ったよりも上がっていなかったので、前場の終値より1%くらい高いところに指値をいれて、買い注文を出しました。
今回、2023年のNISAの枠をはじめて使います。
あっさりと12:30直後に約定しました。
銀行株は大きく下げて後場、寄りましたが、その後大引けに向けて、リバウンドしてゆきました。
織り込み済みという言葉が、このばあい当て嵌まるのかよくわからないが、サプライズなしだが今後、長い目で見ての金利上昇の可能性を残しているという意味合いで、それほどさがらなかったのだろうと思います。
三菱UFJ,みずほ,三井住友の大手3行のなかで、私が多く保有している三菱UFJだけは、他の二行ほどリバウンドしませんでしたが、それでも急落を覚悟していたので、終わった時には、かなりほっとしました。
今日買った二銘柄ですが、思ったほどの大きな値動きはありませんでした。
焦って急いで注文することなかったかなと思いました。
去年、ダブルスコープの3連ストップ安の際、狼狽して右往左往してあれこれ考えすぎた結果、大底の大底のPTSでぶん投げてしまい、傷口を拡げた経験があるので、今年こそ、平常心でいこうと思っていたのですが、このような大荒れの日に、慌てて買い注文を出すあたり、ぜんぜんダメですね。
銀行株の急落を待つあいだ、耐えろ、耐えろと脳内に念じつつ、昨年のカタールワールドカップの三笘選手のゴールアシストシーンや、クリント・イーストウッド監督の映画「ハドソン川の奇跡」の着水シーンのセリフ”Brace for impact”が脳裏をよぎる私は、いまだに平常心とは程遠い境地にあるようです。
今年が終わる頃には平常心になれたらよいのですが、まだ株をはじめて3年目の初心者の私には無理な話でしょうか。
画像は、ほんじつの三菱UFJのチャートです。
株価は思ったほどさがらなかったので、少し安心しましたが、寿命が4日くらい縮みました。
今回、なぜか将棋の格言を思い出して慌てて買った2銘柄は、タイミングこそよかったかどうかは、私にはさっぱりわかりませんが、NISA枠でもありますし、長期保有してゆきたいと思っています。
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